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2012年3月29日木曜日
ストループ効果
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白い紙の上に
赤、青、黄色
などの文字が書かれています。
ただそれぞれの文字はその文字と違う色で書かれています。
例えば青色で書かれた赤という文字など。
たまにバラエティー番組で見ることがありますね。
文字を読んで下さいといわれても、普通に読むより遥かにスピードと正確さが劣ります。
これは『文字』だけを頭で処理しようとしても無意識に『色』も処理してしまうからなんです。
これをストループ効果と言います。
つまり人間は何かに集中しようとしても、無意識にそれ以外の事にも注意を分散させてしまうのです。
これが集中力を乱す原因になります。
さてどうすれば良いのか?
①物理的な対処法
物理的にストループ効果に対して、まず視覚的な対処法があります。
視覚に関係の無い物が入ると、ストループ効果で無意識にそれに意思を持っていってしまいます。
そのため、理想は机の上には集中して取り組みたい物に関係したものだけを置いて置くのがベストです。
次にあるのが聴覚的無い問題です。
これはけっこう難しく、気になり出すとどの音源を止めても、さらに小さな音が気になってしまいます。
また自習室の場合は他の生徒の鼻のすする音やシャーペンのカチカチする音まで気になる始末です。
音の原因が他人の場合注意するのは、それはそれで気が引けますし、トラブルにもなりかねません。
耳栓をするか、勉強への集中力が高まるまで音楽を聞くというのも有効だと思います。
数分だけ好きな曲でモチベーションをあげて、あとは音楽を切って勉強する。
イヤホンは付けておけば、耳栓の代わりにもなります。
②空間的な対処法
空間的な対処法。つまりは場所で区切るということです。
場所で区切るとは、例えば英語はここで。数学はあそこ。と言うように場所で勉強する科目を変えるのです。
その場所付近には、その教科に関連するものだけ置いておけば、ストループ効果にも対処出来ます。
といっても家の中だけで、そこまで場所を確保するのは難しくかもしれません。
なら
放課後の教室では数学。
図書館では国語。
家では英語。
などはどうでしょう?
場所を変えれば気分転換にもなります。
移動の時間や労力も考慮しながら、参考にしてみて下さい。
③時間的な対処法
人間は二つのことを同時にやると効率的ではありません。
しかし、受験では複数の教科を並行して進めなければならない。
その対処法として。
時間で教科を区切る。
という方法があります。
この1時間は数学をやる!
という風に決めるのです。
何となく数学をやって気が向いたら英語をやる、では注意が分散します。
時間を決める際に、その時間でやる量を決めるのも良いでしょう。
例えば1時間で数学の問題を10問解く。
といった感じです。
もし達成できれば子供の自信になります。
時間を測れば、嫌でもその教科に集中するでしょう。
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